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教員採用試験の情報と対策

保健体育教師を目指す人のための

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●保健体育の出題傾向

 保健体育の出題は、実技各論・体育理論・保健理論・学習指導要領と指導法の各領域に分類できる。最近は体育理論や保健理論の出題範囲が広がる傾向にあるが、全体的には実技各論と学習指導要領が出題の中心である。
 ★実技各論 体つくり運動・陸上競技・器械運動・バレーボール、バスケットボール、サッカー、ソフトボール等の球技・剣道、柔道等の武道・水泳・ダンスなど出題範囲は幅広く、専門用語や競技規則(ルール)からプレーや指導の留意点も出題される。
 ★体育理論 運動の理論や特性、各種トレーニング法、スポーツ振興、体力テスト、生涯体育などから出題。自治体独自のスポーツに関する出題もある。「スポーツ基本計画」出題されているが、「柔道の授業の安全な実施に向けて」(平成24年3月)は多くの自治体で出題されている。
 ★保健・健康  薬物、ドーピング、応急処置に関する問題や生活習慣病、ヘルスプロモーション、食品問題、環境問題、心の健康問題など出題範囲は広い。
 ★学習指導要領・指導法  学習指導要領全体が大変よく出題されていてもちろん中心的な存在である。かなり細かい理解が求められていて、学習指導要領解説書まで熟読する必要がある。
 出題形式は、論述式が少しずつ減少し、択一式の問題が増えているが、自治体による違いが大きいので、受験する自治体の傾向に合わせた準備が必要である。


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●31年度 中高保健体育 受験者数・合格者数一覧

都道府県名中学校高等学校
受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数

倍率

北海道

185

53

3.5

207

14

14.8

青森県

(中全教科)

402

(中全教科)

46

(高全教科)

535

(高全教科)

73

岩手県

83

13

6.4

76

2

38.0

宮城県

中高 276

中高 20

13.8

秋田県

59

8

7.4

71

3

23.7

山形県

54

16

3.4

49

4

12.3

福島県

141

15

9.4

156

3

52.0

茨城県

229

36

6.4

142

13

10.9

栃木県

203

26

7.8

118

11

10.7

群馬県

237

40

5.9

130

3

43.3

埼玉県

510

51

10.0

396

64

6.2

千葉県

中高 875

中高 80

10.9

東京都

中高 1357

中高 150

9.0

神奈川県

280

22

12.7

550

43

12.8

新潟県

70

26

2.7

32

4

8.0

富山県

中高全教科

487

中高全教科

132

 − 

石川県

中高 183

中高 15

8.0

 − 

福井県

中高 72

中高 2

36.0

 − 

山梨県

(中全教科)

 318

(中全教科)

 75

 −  (高全教科)

 219

(高全教科)

 15

 − 

長野県

146

7

20.9

(高全教科)

589

(高全教科)

107

 − 

岐阜県

133

7

19.0

165

14

11.8

静岡県

138

22

6.3

198

10

19.8

愛知県

(中全教科)

1,834

(中全教科)

300
[保体39]

 -  (高全教科)

2,093

(高全教科)

270
[保体30]

 - 

三重県

192

13

14.8

164

7

23.4

滋賀県

158

7

22.6

165

13

12.5

京都府

134

12

11.2

159

10

15.9

大阪府

578

50

11.6

584

8

73.0

兵庫県

339

23

14.7

394

15

26.3

奈良県

144

12

12.0

94

4

23.5

和歌山県

128

14

9.1

51

4

12.8

鳥取県

38

6

6.3

40

3

13.3

島根県

49

9

5.4

50

2

25.0

岡山県

164

13

12.6

110

3

36.7

広島県

168

28

6.0

166

19

8.7

山口県

108

18

6.0

48

2

24.0

徳島県

67

8

8.4

64

3

21.3

香川県※

(中全教科)

404

(中全教科)

76

 -  (高全教科)

391

(高全教科)

40

 - 

愛媛県

61

13

4.7

65

5

13.0

高知県

103

10

10.3

62

1

62.0

福岡県

232

25

9.3

305

16

19.1

佐賀県

61

11

5.5

87

7

12.4

長崎県

53

10

5.3

64

5

12.8

熊本県

99

9

11.0

104

3

34.7

大分県

64

6

10.7

59

2

29.5

宮崎県

70

9

7.8

95

5

19.0

鹿児島県

77

8

9.6

78

4

19.5

沖縄県

271

16

16.9

167

5

33.4


●保健体育の出題問題例

【問題1】次の各問いに答えよ。

(1)薬を反復投与した結果、次第に効果が弱まり、同じ効果を得るには投与量の増加が必要になることは、次のうちどれか。(東京都)
 a.耐性  b.逆耐性  c.再燃現象  d.退英症候

(2) バドミントンにおいて,シャトルがコート面と平行に飛ぶようなフライトの名称は次のどれか。(高知県)
 a.ヘアピン  b.ハイクリアー  c.ロビング  d.ドライブ  e.ドロップ  

(3) ハンドボールにおける警告は、同一プレーヤーに対しては1回だけ、チームに対しては合計3回まで警告される。したがって、同一プレーヤーに対しては2回目から、チームに対しては4回目から何分間の退場となるか。(沖縄県)
 a.1  b.2  c.3  d.4  

(4)次にあげる競技種目の正式なラインの長さや距離のうち、最も長いものと、最も短いものはどれか。(愛知県)
 @ハンドボールのセンターライン  Aソフトボールの投球距離(中学女子) 
 Bテニス(ダブルス)のベースライン Cバトミントンのサイドライン
 Dバスケットボールのセンターライン  Eバレーボールのサイドライン

(5)次の記述は、トレーニングに関して述べたものである。「アイソキネティックトレーニング」について説明しているものとして最も適切なものを選びなさい。(神奈川県)
 @ 負荷が変化しても速度を一定に保つ、「筋肉の等速性収縮」を利用したトレーニング。
 A 運動と、疲労が完全に回復するまでの休息を繰り返す方式のトレーニング。
 B 一定の大きさの負荷を動かしておこなう、「筋肉の等張性収縮」を利用したトレーニング。
 C 関節を動かさずに、「筋肉の等尺性収縮」を利用し、筋力向上を図るトレーニング。

(6)次は、「テニス」のルールについて述べたものです。誤っているものを一つ選びなさい。(埼玉県)
 @ ライン上に落ちたボールは少しでもラインに触れていれば有効である。
 A トスに勝った者は、「サーバーまたはレシーバーになる権利」または「エンド(コート)を取る権利」を自分で選ぶか、相手に選ばせることができる。
 B ボールがポストの外側をまわって、正しいコート内に入ったときは無効である。
 C サービスを2本ともフォールトしたときは、サーバーの失点である。

【問題2】次の各問いに答えよ。

(1)車の安全性を高めるための対策の中で、事故による乗員の障害を軽減するための対策を何というか。(鹿児島県)

(2)バスケットボールの試合で、次の状況となった場合の再開方法を書け。(和歌山県)
 第1ピリオドのジャンプボールをAチームの選手が先にタップし、Aチームがボールをコントロールした。その直後、Aチームの選手とBチームの選手が同時にボールをつかみ合い、どちらのチームもボールをコントロールできない状況が続いた。

(3)平成19年に日本整形外科学会が提唱した概念で、運動器の障害のために歩行や日常生活に何らかの支障をきたしている状態を何というか。(新潟県) 

(4)卓球で、サービスの方法は、手のひらにボールを乗せ、ほぼ垂直方向に何cm以上投げて、ボールが落下してくるところを打球するのか。(岩手県) 

(5)体操競技の技で側転とび1/4ひねり後ろ向きのことを何というか。(滋賀県) 

(6)1902年に坪井玄道氏によって日本に紹介された球技は何か。(名古屋市) 



※出題問題例の正解ご希望の方は、郵送またはメールでお申し込み下さい。
  (お名前・アドレスまたは住所・志望県・保健体育正解希望と明記して下さい)
 メールの場合⇒kyosai@nsk-japan.com
 郵送の場合⇒〒177-0051東京都練馬区関町北3-25-11-102
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■最近2か年 全国 領域別・項目別出題状況

(●が多いほど、出題数が多かった項目です)

出題分野

出題率

学習指導要領

 

総則

目標・指導計画

●●●●●●●●

体育分野全般

●●●●●●●●●

保健分野全般

●●●●●●●●

体力づくり運動

●●●●●●●●●

器械体操

●●

陸上競技

●●●

水泳

●●

球技

●●●●●

武道

●●●●

ダンス

●●●●

学習指導要領

解説書または

指導法

総則・部活

●●●●

目標・指導計画

●●

体力づくり運動

●●●

器械体操

●●●●●●●

陸上競技

●●●●●●

水泳

●●●●●●●●

球技

●●●●●

武道

●●●●●

ダンス

●●●●●●●

競技のルール・規則等

武道

●●●●●●●●

登山

ソフトボール

●●●●●●

ダンス

バドミントン

●●●●●●

ハンドボール

●●●●●●●

水泳

●●●●●

テニス

●●●●

バレーボール

●●●●

バスケット

●●●●●●●●

ラグビー

陸上

●●●●●

サッカー

●●●●●●●

卓球

●●●●●

スキーの指導

資料問題

体力・運動能力調査結果報告書

●●●●●

水泳指導の手引

柔道指導の手引

●●●

新しい学習指導要領に基づく剣道指導に向けて

中学校・ダンス指導のためのリーフレット

運動部ガイドライン・調査報告書

●●

スポーツ基本法とスポーツ基本計画

●●●●●

オリンピック

●●

評価規準と評価方法

●●●●●

筋肉

体育活動事故防止

●●

集団行動

子ども体力向上

●●

新体力テスト

●●●●

保健分野

保健全般

●●

健康問題

●●●●●●●

健康と環境・環境問題

●●

発達・発達曲線

●●

生殖(妊娠・出産)・性教育

●●●●

健康食品・食品の安全

医薬品と活用

●●●

高齢者の健康

交通安全・事故

●●

喫煙問題・薬物・エイズ

●●●

感染症

●●

熱中症

●●

食育基本法

アレルギー疾患ガイドライン

ローカル

●●●

 
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